歩合給制の場合の残業代

歩合給制の場合は残業代は一切出ないと思っている人がいますが、これは正しくありません。

歩合給制であっても、1日8時間の法定労働時間を超えて働いた場合は残業代を受け取ることができるのです。

ただし、通常の意味での残業代とは異なり、時間外割増手当に相当する部分のみ受け取ることができます。具体的な例を挙げてみます。

例えば、歩合給制で月給が24万円の人がいたとします。

そして、ある月の所定労働時間が1日8時間の20日間で合計160時間のところ、
実際には20時間の残業をして180時間働いたとしましょう。

この場合、その月の給料はどうなるのでしょうか。

もちろん答えは24万円ではありません。まず、この人の時間給を計算します。

24万円を160時間で割ると、時間給は1500円となることが分かります。

次に、時間外割増手当を算出します。これは、最低25%とされています。1500円の25%ですから、375円です。

歩合給制でない、一般の働き方をしている人の場合、残業をすると1500円の25%増しで1875円の時間給を受け取ることができますが、歩合給制の人の場合はそうではなく、単に割増分である1時間あたり375円のみを受け取ることができます。

この人は20時間残業をしたのですから、375円に20を掛けて、7500円になります。これがこの制度のもとでの残業代です。基本給である24万円と合計して、結局24万7500円の月給となるわけです。

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